ばたログ「それって丁度いい塩梅?」

~体感に耳を澄ます日々のヒント~

脳内サーバーが落ちた話

以前コーチングの研修コースにアシスタントとして参加した時の話です。
 
最後に円座(椅子をぐるっと輪のように並べて座る事)になって、それぞれコースの感想を述べるシーンがあったんですね。
順番に皆さん「こんな学びがあった。」「参加してよかった。」といったコメントをされていて、「うんうん。よかったね、よかったね。私もそうだったよ。。。」と、穏やかで冷静な感じで聞いていました。
 
そして「では、アシスタントの皆さんからも。。。」って流れになって、ひとりずつ感想を言い始めました。
 
こういうシーンではいつも感極まって、(事前に脳内で自分の話シミレーションしているものだから)話す前から涙ぐんでる事も多い私ですが、この日は大変落ち着いた普通の感じで話はじめたんですよ。
 
ところが中盤を過ぎる頃、急に、ほんとに突然急に「バンっつ」って(音はしなかったんですけど)思考が止まって、ほんと急に何かがこみ上げてきちゃって、目頭が熱くなる暇も、喉の奥から何か来る感じもないまま、話せなくなってしまったんです。
 
「うぐっつ。。。◎☓▼#!/◯※!!(←何いってるかよく分からない感じ)、これからもコーチングをよろしくお願いします!」
あと、ハンカチで顔押さえて終了。。。
 
(何が起こった!!??)
 
後で落ち着いてから振り返ってみて理由を考えました。
 
「一時的に情報が集中し過ぎて、脳内の色々情報整理している部分が停止した」
 
つまり情報の負荷に耐えられず、脳内サーバーが落ちたんじゃないかと理由をつけてみて自分で納得したのでした。
 
順を追って説明すると
 
1.話しはじめる(まだ情報は集中していない)
2.話している(周囲の影響を受け取りはじめる)
3.頭が真っ白になる(情報が多すぎて処理範囲を超えてしまう)
4.話せなくなる(何が起こったのか理解していない)
5.話せるようになる(徐々に処理能力が復旧)
 
ってな感じになっていたのではないかと思います。
 
恐らく、まったく意識していなかったノンバーバル(非言語的)な部分の皆さんの表情とか気配とか動作とか、その場の雰囲気が「ぐああああ~~~っ」っと流れ込んできてしまった為に起こった体験でした。(情報の集中に気づいていなかったので)とてもそれは急に思えて自分でも驚いたのです。
 
どちらかというと、自分の中でのシミレーションを経て感情が盛り上がるという事が多かった私ですので、自分をからっぽにしていると、ニュートラルな状態にしているとこんな事が起こるんだ!!
 
にんげんっておもしろいや!そう思ったできごとでした。
 
あれ、またあるのかなぁ。。。
 
今日はこのへんで。