ばたログ「それって丁度いい塩梅?」

~体感に耳を澄ます日々のヒント~

されて嫌だったことってなんですか?

今まであちこちの美容室に行ったけれど、カットが手早いところは時々、ガッツガッツと櫛やハサミがひっかかって痛かった。どんなに仕上がりが上手でもそういった事を二度三度されると、仕事ぶりが荒いと感じた。
 
そして「なんかイヤだなー。次は他の店にしようかなー。」と思うのだ。
 
先日はじめていった美容室で受付のお姉さんにこう聞かれた。
 
「今まで美容室でされて嫌だったことはなんですか?」
 
これははじめてのお客さん全員に聞くアンケートの質問。すごくいい質問だと思った。こういったことは美容師さん本人に直接言おうとすると躊躇してしまうこともあるからだ。だから事前に聞いてくれるとありがたい。
 
「髪が櫛とかハサミとかひっかかりやすいんです。だからその点、丁寧にやってもらえると嬉しいです。」
 
聞かれたことがうれしくて「いい質問ですね。」とつい伝えた。
 
その日担当してくれたおねえさんは物静かで髪に関する必要な質問をいくつかしただけで、おしゃべりは一切せず黙々と切ってくれる。髪や頭への触れ方も丁寧だ。
 
やっぱり大切にしてもらえると嬉しい。
 
そう!信頼関係をつくる上でクライアントに最初にする質問は重要だ。
 
コーチングの契約を結ぶ前にも似たような質問はある。それは下記のとおり。
 
「コーチングをはじめる前にあなたのコーチとして知っておいて欲しいことは何かありますか?」
 
これはこれでいい質問だと思うが、これに加えて経験者には「これまでコーチング中に、されて嫌だったことは何かありますか?」という質問もいいかも。。。と思った。
 
逆に「されて嬉しかったことはなんですか?」とダイレクトに聞いてみるのもありだ。
 
  • あなたが人にされて嫌だったことはなんですか?
  • あなたが人にされて嬉しかったことはなんですか?
 
みな心地よく過ごしたい。いい時間にしたい。願いはひとつ。
その為にコーチは質問し続ける。
 
そうすることによって、「本当にしたいこと」と「本当はしたくないこと」が明らかになってくる。
 
それが運命を変え、心地よい毎日をつくり、満ち足りた人生へ自分を連れて行ってくれるのだ。
 
今日はこのへんで。