ばたログ「それって丁度いい塩梅?」

~体感に耳を澄ます日々のヒント~

なぜいつもイライラしてしまうのか

イライラする時は何が起こっているのでしょうか?
 
それは、「こうした方がよい」、「こうあるべき」もしくは、わたしは本当は「こうしたいのに」、「こうするのに」という考えが自分の中にある時かもしれません。
 
そしてその対象は「コントロール(制御)が難しい」相手であることが多いでしょう。またコントロールできない状況が増せば増す程、繰り返されれば繰り返される程、イライラも増します。
 
しかし・・・
 
こどもが騒ぐとイライラする・・・他人なのでコントロールできません。彼らなりの騒ぎたいわけがありそうです。
 
まわりのひとが優しくしてくれないのでイライラする・・・他人なのでコントロールできません。優しくできないもしくは、優しくないように見える事情がありそうです。
 
やりたいことが思い通りに進まないのでイライラする・・・様々なことがらには多くの人々が関わっています。それぞれ他人なのでコントロールできません。浅い、もしくは深い事情があるのでしょう。
 
家族であろうと親しい友人であろうと、直属の部下であろうと他人は他人です。もし仮に、思い通りにコントロールしようとすると反発され色々な問題が起こるでしょう。それぞれ生まれも育ちも立場も思想も違います。
 
もし仮に無理やり強制しようとすれば今後の問題にも繋がることでしょう。それはお互いが望んでいることではありません。
 
では、コントロールしようとする対象が他人ではなく自分だったら?
 
いえいえいえいえ、自分にもイライラしているはずです。
自分のことだって、コントロールできない部分はたくさんあるからです。
 
だがしかし!他人だとよりコントロールが難しい場合でも、自分だと改善案が出しやすいし、状況の好転が簡単だったりします。
 
まずは自分自身が納得できる方法をためしてみましょう。
 
情況改善へのステップ
 
1.情況を認識
 
2.自分を整える
 
3.対応方法を学ぶ
 
4.実行
 
5.調整
 
 
例えば・・・
 
朝起きれなくてイライラする・・・眠気はコントロールできないのでイライラする。→早く寝る。睡眠環境を改善する。→決まった時間に起きる。→やってみて体調はどうか?気分はどうか?を確認し起きる時間や環境を微調整。
 
体調が悪くてイライラする・・・体調はコントロールできないのでイライラする。→がんばっている自分の身体や心をまず認める。→改善案がないかネットで調べたり。ひとに相談する。→試せることは全部試す。→わかったことを紙に記録し、変化を振り返る。微調整を続ける。自分に優しくする。
 
他人に優しくしたいのに出来なくてイライラする・・・まずは自分に優しく。→他人に優しくする方法を学ぶ。そもそも優しくしなければいけないかについても考える。→優しくしたい時は優しくしてみる。→やってみて自分の気持ちはどうなのか?を振り返り、優しさセンサーを微調整。
 
片付が思うように進まなくてイライラする・・・一気にやろうとすると無理があると知る。自分への駄目だしは何の役にも立たないと知る。→ひとりでは難しいので友人を誘う。→毎日15分掃除する。あまり自分に厳しくしない。→たのしく続ける為のアイデアを出してみる(音楽、時間帯、衣装等々)
 
やってみようと自分で決めたのにやる気がでなくてイライラする・・・そもそもそれは本当に必要なのか考える。→楽しみながらできる方法を探す。→15分だけやってみる。→21日続けてみる→成果は?気持ちは?を確認し続けるかどうか決める
 
一番大切なのは「やってみよう!」「ためしてみたい!」という気持ちになるかどうかです。自分がこれから行動することに関して、腹落ちしているか、納得しているか?そこはしっかり確認します。
 
  • 嫌なこと
  • 苦手なこと
  • 面倒くさいこと
  • 今まではできなかったこと
 
そうであっても、それを実行することによってよりよい明日が来ることがわかっているのであれば、やってみる価値はあるでしょう。そして習慣化を目指し21日間は続けることが大切です。
 
「人と過去は変えられない。変えられるのは自分と未来だけ。」という有名な言葉があります。イライラしている時は「何かコントロールが難しいものをコントロールしようとしているのだな・・・。」「それじゃあ、うまくいかないかもしれない。」、「うまくいく方法がいくつかあるとしたらなんだろう?」とまずは冷静になることが大切です。
 
まずは自分から整え、様々なことを試してみましょう。キーワードは最終的に自分自身の「心地よさにつながっているか?」です。応援しています。
 
人を変えるのは難しそうです。(一瞬で変わることもありますが。)
 
あまりにもエネルギーを奪う相容れない価値観の空間やひととは可能な限り距離を置くのもひとつの方法です。身勝手な加害者に見えるひとと被害者に見えるひとを生み出す空間からは心理的に、もしくは物理的に離れましょう。疲れ果ててしまう前に最初の一歩を踏み出しましょう。
 
「心地よく過ごす為のアイデア」は出し尽くしましょう。「ひとを変えようだなんて思ったことはない」場合でも、もしかしたら「引き寄せの法則」の考え方が役に立つかもしれません。
 
なお、イライラの原因とされるカルシウム濃度に関わる神経系の暴走についてはまた他の機会に。
 
今日はこのへんで。
 

 

「老けない体」は骨で決まる (青春新書INTELLIGENCE)

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